茶道具の中には骨董品としての価値が高いものが多くあります。査定をしてもらい、引き取ってもらいたいと思う方も多くいることでしょう。 また、査定の際のチェックポイントや注意点を知ることで、より有利に査定をしてもらうこともできます。今回は、茶道具を査定に出すときにチェックするポイントについて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 茶道具を査定するときに重要視するポイントは?
査定をする際、鑑定士はどういったことを重要視しているのでしょうか。まったくわからない状態で査定をしてもらうよりも、ポイントを知っていることで評価への納得感も出てきます。鑑定士は主に以下のポイントを見て査定します。 ・保管用の箱の有無
・付属品
・有名な方の作品なのかどうか
・作品の年代
・傷の有無
ここからは、それぞれの項目について解説してきます。
1-1. 保管用の箱の有無
茶道具には『共箱』といわれる保存用の箱がついており、共箱の有無によって査定に影響が出てきます。共箱を含めて1つの作品として扱われることがほとんどなので、共箱がなければ骨董品としての価値も下がってしまいます。 茶道具のコレクションをされている方にとっても、共箱はとても大事なものになるでしょう。茶道具が飾ってある場合は、共箱の有無を確認しておくことをおすすめします。
1-2. 付属品
共箱以外にも、箱を包むための風呂敷や紐、鑑定書なども大事な付属品です。これらの付属品も査定の際の重要なポイントとなり、買取額にも影響します。共箱と同様に、付属品も大切な作品の一部となるので、茶道具の付属品がそろっているかどうか確認してみてください。
1-3. 有名な方の作品なのかどうか
茶道具の作者が有名な方であれば価値は上がり、その分査定額も高まります。作家の中には人間国宝と呼ばれる方もいるので、そのような方の作品であればさらに価値も上がっていくでしょう。 また、作家だけではなく、歴史的な有名人が所有していたという場合も価値が高まります。茶道具の裏や箱に名前が入っていないか確認してみてください。
1-4. 作品の年代
茶道具は基本的に、作品の年代が古いと価値も高くなるといわれています。古ければ古いほど作品の数が少なく、希少価値が上がるからです。 また、古いものになると、欠けていたり汚れてしまったりしている作品も多くなります。そのため、古い年代の作品で保存状態がよいものは、非常に価値が高くなります。
1-5. 傷の有無
茶道具や共箱に『傷・ヒビ・欠け』などが入っていると査定に影響が出てしまいます。傷の程度によっては買取可能なものもあるので、まずは査定に出すことをおすすめします。また、傷があっても高額で買い取ってもらえるケースもありますので、諦めずに査定に出してみましょう。
2. 査定に出す前の注意点は?
査定に出す前の注意点を確認しておきましょう。特に難しいことや準備はありませんが、ここでは3つの注意点をお伝えします。 ・軽く掃除をしておく ・複数の業者に査定をしてもらう ・出張査定サービスの有無 これらのポイントを押さえて、査定に出すようにしましょう。
2-1. 軽く掃除をしておく
まずは軽く掃除をしておくことをおすすめします。ホコリが溜まっている、使用していた際の汚れがついているというケースがあります。 多少の汚れであれば問題ありませんが、やはりきれいな方が査定の評価も上がりやすくなるでしょう。ただし、力を入れすぎて磨いてしまうと、逆に傷がついてしまう恐れがあるので要注意です。
2-2. 複数の業者に査定してもらう
1つの業者だけでなく、複数の業者に査定してもらうことをおすすめします。鑑定士によって評価が変わることがあり、場合によっては買い叩かれてしまうケースも少なくありません。 また、見積もりを出さない、説明が不明確など、信頼に欠ける業者もあります。大事な茶道具をきちんと評価してもらうために、複数の業者に依頼することをおすすめします。
2-3. 出張査定サービスをしている
最後の注意点としては、出張査定サービスをしているかどうかです。茶道具は壊れやすいものから重いものまで多岐にわたり、外に持ち出すのが困難になることも少なくありません。 プロの業者が自宅まで来てくれるので、持ち出しに関する心配はありません。出張査定サービスをしている業者は多くあるので、積極的に活用するようにしましょう。
3. まとめ
今回は茶道具の査定の間に押さえておきたいポイントについて紹介しました。自分では判断することが難しいものですが、ここで紹介したポイントを押さえておくことで、査定の際の評価が少なからず有利になります。茶道具などの骨董品を買い取ってもらいたいと考えたときはぜひ確認してみてください。 茶道具の査定をお願いしたい方は、京都の好日堂までご連絡ください。西日本方面限定にはなりますが出張査定も行っております。お客様のご希望に沿えるように努めておりますので、お気軽にご相談ください。